局部恒星系(読み)きょくぶこうせいけい(英語表記)local stellar system

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

局部恒星系
きょくぶこうせいけい
local stellar system

昔は太陽の周辺の恒星分布から,銀河系の構造を考えていたが,1910年代に現在の銀河系のスケールが判明し,太陽が属する恒星集団を局部恒星系と呼ぶようになった。その性質は統計的に研究されており,明確な構造をもつものではなく,一つの散開星団とみることもできる。それは銀河系の中心から3万光年離れた,直径 5000光年程度の円盤系である。

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百科事典マイペディアの解説

局部恒星系【きょくぶこうせいけい】

銀河系を構成する局部的な恒星密集部分のうち,太陽が属するものをいう。銀河面に対して約20°の傾きをもち,長径約2500光年,短径約600光年の楕円形の空間に分布する。銀河系の中心から約3万光年離れ,太陽はその中心から約500光年の位置にある。ふつう観測される恒星は大部分局部恒星系に属する。

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世界大百科事典 第2版の解説

きょくぶこうせいけい【局部恒星系 local stellar system】

銀河系内の天体のほとんどが銀河面に集中する傾向にあるのに反して,見かけの等級が5~6等より明るいB型星の天球における集中帯(グールド帯ともいう)は,銀河面に対して約20度の傾きをもつ。このような特異な現象から,太陽をとりまく近傍の若いOB型星は独立な系をなすと考えられ,これを局部恒星系という。図は太陽からの距離が約2500光年以内にあるOB型星の分布を,銀河中心と太陽を含み銀河面に垂直な平面に投影したものである。

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大辞林 第三版の解説

きょくぶこうせいけい【局部恒星系】

銀河系の中の、太陽とその近くの恒星の集団。天文学上の歴史的な用語で、現在は実在しないと考えられている。

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