屋久[町](読み)やく

百科事典マイペディアの解説

屋久[町]【やく】

鹿児島県熊毛郡屋久島南半を占める旧町。大部分が山地で屋久杉天然林があり,林業が盛ん。海岸の狭い耕地では,野菜,ポンカンタンカンの栽培を行う。沿岸漁業を営む。東部の安房(あんぼう)川は水力が豊富で,電源開発が進められた。河口の安房に鹿児島市への定期船が寄港する。尾之間(おのあいだ)温泉などの観光地がある。1993年屋久島が世界遺産条約の自然遺産リストに登録された。2007年10月熊毛郡上屋久町と合併,屋久島町となる。242.03km2。6948人(2005)。

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世界大百科事典 第2版の解説

やく【屋久[町]】

鹿児島県屋久島の南半を占める熊毛郡の町。人口6662(1995)。島の北半を占める上屋久町との境にある宮之浦岳をはじめ,標高1000mを超える山々が海岸近くまで迫っている。島の周囲は海岸段丘が帯状に連なり,集落は河口付近や段丘上に点在する。亜熱帯の多雨気候を生かした農業が産業の中心で,ポンカンを主とするかんきつ類,エンドウ,茶,薬草のガジュツなどの栽培が盛んである。漁業はトビウオ,カツオ,ブリなどの漁獲が多い。

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