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山水田園詩 さんすいでんえんし

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世界大百科事典 第2版の解説

さんすいでんえんし【山水田園詩】

中国の詩の中で,叙景を主とし,自然観照の中に,人間界を越えた高い心境を表現しようとするもの。細別すると,山や川などの純粋叙景が山水詩,農村風景を,その中で働く農民の姿を含めて歌うのが田園詩である。 山水田園詩は,自然の中に,人間界の苦悩と束縛とにわずらわされないユートピアが存在するという思想に基礎を置くもので,このような思想はすでに《論語》や《荘子》に見える,春秋戦国時代の隠者にあらわれている。山水詩には,神仙思想と結びつき,人間界と隔絶した幽邃(ゆうすい)な山中に,神秘的な霊界を見いだそうとする傾向がある。

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