デジタル大辞泉
「巡り会う」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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めぐり‐あ・う‥あふ【巡合・回合】
- 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙
- ① 周囲をめぐって出会う。
- [初出の実例]「因りて遂に瘻を患む。項に繞りて帀併(メクリアヒ)なむとす。胸前に至りて疼痛み」(出典:石山寺本金剛般若経集験記平安初期点(850頃))
- ② 別れ別れになっていた人がめぐりめぐって再び出会う。
- [初出の実例]「忘るなよほどは雲ゐになりぬとも空ゆく月のめぐりあふまで」(出典:伊勢物語(10C前)一一)
- 「かなしくたへがたきに、めぐりあひたづねあはん事おぼえず」(出典:とりかへばや物語(12C後)中)
- ③ あれこれと遍歴したあとで思いがけず出会う。また、いろいろな経過をたどってやっと出会う。
- [初出の実例]「必ずや我はいかなる生涯を送るべきかとの疑問に邂逅(メグリア)ふべし」(出典:落梅集(1901)〈島崎藤村〉七曜のすさび・火曜日の新茶)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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