出合(読み)デアイ

デジタル大辞泉 「出合」の意味・読み・例文・類語

で‐あい〔‐あひ〕【出合(い)/出会(い)】

(「出逢い」とも書く)であうこと。思いがけなくあうこと。めぐりあい。「師との運命的な―」「一冊の本との―」
(出合い)川や沢などの合流する所。「本流との―」
(出合い)男女が密会すること。あいびき
(出合)取引で、売り手と買い手の値段・数が一致して、売買が成立すること。「―がつく」
連歌俳諧で、一座の者が順によらず付句のできた者から付けていくこと。
知り合うこと。交際。つきあい。
博奕ばくちの―は相対づく」〈伎・韓人漢文〉
[類語]巡り合い邂逅奇遇鉢合わせ会う出会う出くわす行き合う巡り合う出会しゅっかいする遭遇する来合わせる居合わせる通り合わせる乗り合わせる再会する・一期一会一緒になる際会する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「出合」の意味・読み・例文・類語

だし‐あい‥あひ【出合】

  1. 〘 名詞 〙 互いに、自分金銭物品などを出すこと。金品を出しあって飲食したり、ものを買ったりすること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「表八句なりと致うか。〈略〉其儀成らば出合に致しませう」(出典:虎寛本狂言・八句連歌(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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