デジタル大辞泉
「出合う」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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で‐あ・う‥あふ【出合・出会】
- 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙
- ① 出て行ってあう。出迎える。また、出て行って落ちあう。男女がしめし合わせて会う。密会する。
- [初出の実例]「そんぢゃうそこでいつ夜よりあわうと云ことを約してぬすみかくれてではしってでやうぞ」(出典:玉塵抄(1563)一一)
- 「桜の下でわかしゅとであふて」(出典:虎明本狂言・金岡(室町末‐近世初))
- ② 出て立ち向かう。出て行って争う。出て行って相手となる。
- [初出の実例]「彼僧出合令二相闘一」(出典:東大寺続要録(1281‐1300頃)宝蔵篇)
- 「やれ人殺であへであへ」(出典:咄本・軽口御前男(1703)一)
- ③ 偶然に人やできごとなどに会う。行きあう。出くわす。遭遇する。
- [初出の実例]「是は、よさうな者にでやうたと云」(出典:天理本狂言・茶壺(室町末‐近世初))
- 「途中盗賊に出合(デアイ)」(出典:人情本・春色梅美婦禰(1841‐42頃)三)
- ④ 符合する。ぴったりあう。
- [初出の実例]「『それでは是を謀書といふか』『はて知れた事、墨色の出合はぬ所がたしかな証拠』」(出典:歌舞伎・身光於竹功(1864))
- ⑤ 道と道とが交差する。また、道と道とが合流する。
- [初出の実例]「戸塚の通りと環状道路とが出会った四つ辻に来た」(出典:コップ酒(1933)〈浅見淵〉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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