際会(読み)サイカイ

デジタル大辞泉 「際会」の意味・読み・例文・類語

さい‐かい〔‐クワイ〕【際会】

[名](スル)重大な事件時機にたまたま出あうこと。「激動時代際会する」
[類語]遭遇逢着会う出会う出くわす行き合う巡り合う出会しゅっかい邂逅かいこう鉢合わせ来合わせる再会一期一会居合わせる通り合わせる乗り合わせる出会い一緒になる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「際会」の意味・読み・例文・類語

さい‐かい‥クヮイ【際会】

  1. 〘 名詞 〙 事件、時機などにたまたま出会うこと。偶然の出会い。
    1. [初出の実例]「死して際会に遇ふとも、必ず官を得る事无し」(出典:今昔物語集(1120頃か)九)
    2. 「困難といふ困難に際会せられた公の生涯とその忍耐温良の徳と」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第一部)
    3. [その他の文献]〔杜甫‐古柏行〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「際会」の読み・字形・画数・意味

【際会】さいかい(くわい)

その時機にあう。〔漢書、王伝上〕安、輔三世、比(しき)りに際會にひ、室を安んじ光(おほ)いにし、殊風を同じうす。

字通「際」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android