1887年(明治20)に帝国大学総長渡辺洪基を中心として設立された工手学校が前身。1928年(昭和3)に工学院と改称。1949年に新制大学として工学部を設置。1951年に財団法人工学院大学を学校法人工学院大学に組織変更する。2006年(平成18)に情報学部とグローバルエンジニアリング学部,11年に日本初の建築学部を設置。15年工学部・グローバルエンジニアリング学部の改編により先進工学部を新設,4学部18学科1研究科となる。キャンパスは東京都新宿区と八王子市にある。2016年5月現在,学生数は6502人を数える。建学の精神として「社会・産業と最先端の学問を幅広くつなぐ工の精神」を掲げ,産業界を支える専門技術者を育成する。「実習演習」を重視し,「学生主体のモノづくり活動」を全学的に支援する。また基礎科目を個人レベルでサポートする学習支援センターも設置されるなど,学生支援に関して積極的な取組みが行われている。2013年度の一級建築士試験の学校別合格者は全国で第3位。
著者: 山本剛
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報
私立。日本の工業化に伴い生産現場における技術者の養成が急務となり、1887年(明治20)東京帝国大学総長であった渡辺洪基(こうき)(1847―1901)らが中心となり東京・築地(つきじ)に創立した工手学校が前身。1928年(昭和3)に校舎を現在の西新宿へ移転、1949年(昭和24)新制大学の工学院大学となる。2010年(平成22)時点で、工学部第1部、工学部第2部、情報学部、グローバルエンジニアリング学部の4学部と、大学院(工学研究科)からなる。本部は東京都新宿区西新宿1-24-2。
[編集部]
『工学院大学編・刊『築――工学院大学学園創立百周年記念写真集』(1989)』
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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