各種原料から化学的に工業製品を製造する方法に関して研究する学問分野。狭い意味での応用化学を工業化学と同じ意味に使うこともある。
工業的に各種化学製品を取り扱うには、工場で大規模な原料の供給、処理をしなくてはならない。これを進めるため、すなわち化学工業を成立させるためには、まず実験室段階での成果があり、ついでこれから中間的な工業化試験を経て、最終的に大規模な生産が行われる。このとき、主として取り扱う物質の性質に注目し、実験室規模で比較的少量の物質について化学的に研究する分野が工業化学であるといえる。これに対し、このあとの段階で、それらの結果を工業化するために、量的な処理、さらには経済的な問題までも取り扱う分野は化学工学といわれる。
[中原勝儼]
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新