平井照敏(読み)ヒライショウビン

デジタル大辞泉 「平井照敏」の意味・読み・例文・類語

ひらい‐しょうびん〔ひらゐセウビン〕【平井照敏】

[1931~2003]俳人・フランス文学者。東京の生まれ。本名照敏てるとし。はじめ詩人として活動。のち俳句に転じ、加藤楸邨しゅうそん師事俳誌まき」を創刊主宰評論かな書きのうた」で俳人協会評論賞受賞。フランス詩の研究や翻訳にも業績を残した。句集に「猫町」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「平井照敏」の解説

平井照敏 ひらい-しょうびん

1931-2003 昭和後期-平成時代の俳人。
昭和6年3月31日生まれ。はじめ詩と詩論を手がける。のち俳句に心をよせて加藤楸邨(しゅうそん)に師事し,昭和42年「寒雷」に入会。49年俳誌「槙槙」を創刊,主宰。62年「かな書きの詩(うた)」で俳人協会評論賞。48年青山学院女子短大教授。平成15年9月13日死去。72歳。東京出身。東大卒。本名は照敏(てるとし)。詩集に「エヴァの家族」,評論に「白の芸術」,句集に「猫町」「天上大風」など。

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