幸堂得知(読み)コウドウトクチ

デジタル大辞泉 「幸堂得知」の意味・読み・例文・類語

こうどう‐とくち〔カウダウ‐〕【幸堂得知】

[1843~1913]劇評家小説家江戸の生まれ。本名、鈴木利平。別号、劇神仙。銀行員を経て新聞社に入社し、劇評発表根岸派文人としても知られる。小説大通世界」。

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精選版 日本国語大辞典 「幸堂得知」の意味・読み・例文・類語

こうどう‐とくち【幸堂得知】

  1. 劇評家、小説家。本名鈴木利平。江戸に生まれる。根岸派の文人で、近世文学江戸芝居に通じ、劇評、小説のほか脚本の筆もとる。著作「大通世界」「幸堂滑稽談」。天保一四~大正二年(一八四三‐一九一三

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「幸堂得知」の解説

幸堂得知 こうどう-とくち

1843-1913 明治時代の小説家,演劇評論家。
天保(てんぽう)14年1月生まれ。銀行勤務のかたわら,「歌舞伎(かぶき)新報」に劇評を発表。明治24年東京朝日新聞社にはいり,小説を連載。「曾我対面」などの戯曲もかいた。大正2年3月22日死去。71歳。江戸出身。本名は鈴木利平。別号に劇神仙。小説に「大通(だいつう)世界」など。

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世界大百科事典(旧版)内の幸堂得知の言及

【神田祭】より

…手踊,クドキ,投節,最後に木遣りで終わる。ほかに1911年10月,幸堂得知が長唄研精会のために作詞した長唄曲がある。【菊池 明】。…

※「幸堂得知」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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