百科事典マイペディア「座骨神経痛」の解説 座骨神経痛【ざこつしんけいつう】 最も多い末梢性神経痛。神経炎,中毒,骨盤内障害(子宮や卵巣の疾患,腫瘍(しゅよう),便秘),妊娠,腰椎・仙椎カリエス,椎間板ヘルニア,糖尿病,帯状疱疹(ほうしん)などによって起こる。腰,臀部(でんぶ)から大腿(だいたい)後面,膝(ひざ)の後側,ふくらはぎ,足にかけての痛みが生ずる。座骨神経の座骨孔から出る部分を圧迫すると,全経路に痛みを訴えることにより診断される。治療として原因療法のほか,安静,保温,鎮痛剤投与,および理学療法が有効。→関連項目気象病|腰痛症 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報