断る(読み)コトワル

デジタル大辞泉「断る」の解説

こと‐わ・る【断る〔断わる〕】

[動ラ五(四)]《「理る」と同語源》
あらかじめ知らせておいて了解を得る。許しを得る。「本題に入る前に―・っておく」「―・って早退する」
手の申し出などに応じられないことを告げる。拒絶する。辞退する。「誘いを―・る」「借金を―・られる」
念のために言う。「周知の事実だから、ここに―・るまでもないことだが」
契約や雇用などの関係をうち切る。「今月限りで取り引きを―・る」「定期購読を―・る」
[可能]ことわれる
[用法]ことわる・こばむ――「要求を断る(拒む)」「申し出を断る(拒む)」など、応じない・辞退するのでは相通じて用いられる。◇「拒む」は、威圧的・強制的な要求や申し出などを辞退することで、「出席を拒む」といえば、出席せよという命令を拒否する意になる。◇口頭語では一般に「断る」を多く使い、「せっかくだけど断るよ」「お断りします」のようにいう。◇「断っておくが、私は反対です」のように、あらかじめ知らせておくの意は、「拒む」にはない。また、「土砂崩れ行く手を拒む」のような、さまたげるの意は「断る」にはない。
[類語](1告げる申し出る連絡する予告する/(2拒むいな辞する謝する謝絶する拒絶する拒否する辞退する固辞する遠慮する一蹴する不承知難色謙譲拝辞する(厳しく強い調子)退けるね付ける突っねる峻拒しゅんきょする/(3注釈する注記する釈明する弁明する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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