引接(読み)いんせつ

精選版 日本国語大辞典 「引接」の意味・読み・例文・類語

いん‐せつ【引接】

〘名〙
① 引きいれて面会、応接すること。主として、相手目下の者の場合についていう。
※文明本節用集(室町中)「引接 インセツ」 〔晉書‐陶侃伝〕
② ある人を他の人にひきあわせること。

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デジタル大辞泉 「引接」の意味・読み・例文・類語

いん‐せつ【引接】

[名](スル)
呼び入れて対面すること。主として相手が目下の者の場合にいう。引見。「国王が新任大使を引接する」
ある人を他の人に引き合わせること。
いんじょう(引接)
[類語]接見引見

いん‐じょう〔‐ゼフ〕【引接/引摂】

仏語
仏・菩薩ぼさつ衆生をその手に救い取り、悟りに導くこと。
人の臨終のとき、阿弥陀仏来迎らいごうして極楽浄土に導くこと。

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普及版 字通 「引接」の読み・字形・画数・意味

【引接】いんせつ

よび入れて会う。〔宋書、武二王、彭城王義康伝〕府門旦、常に數百乘の車り。復(ま)た位しく人なりと雖も、皆引接せらる。

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