精選版 日本国語大辞典 「引見」の意味・読み・例文・類語
いん‐けん【引見】
〘名〙
※参天台五台山記(1072‐73)四「成尋等申乞引見謹具状申聞」
② =いんけん(引検)
※中右記‐保安元年(1120)六月二八日「予仰云、慥可二引見一、若一定不レ被レ行者、雖二他之年一依二御慎一被レ行二非常赦一年年例可レ被二勘申一也」
ひき‐・みる【引見】
〘他マ上一〙
① 引いてみる。ひっぱってみる。
※家持集(11C前か)「あしひきの山すがのねをひきみつつわがかねごととゆめ人にいふな」
③ ためす。試みる。
※幸若・とかし(室町末‐近世初)「御みの心をちっとひきみ申さむため也」
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