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張天翼 ちょうてんよく Zhang Tian-yi

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

張天翼
ちょうてんよく
Zhang Tian-yi

[生]光緒32(1906).9.10. 南京
[没]1985.4.28. 北京
中国の小説家,童話作家。南京の没落地主の家に生れ,大学を中退して 1924年『三日半の夢』を『奔流』誌上に発表,のち風刺小説に新生面を開き,国防文学論争の時期には魯迅の文芸工作者側に立った。

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百科事典マイペディアの解説

張天翼【ちょうてんよく】

中国の作家。南京生れ。1930年代にモダニズム作家として登場。のち中国左翼作家聯盟に入り,都会風を払拭(ふっしよく)して独特の風刺的作品で注目された。中編《清明時節》,短編《華威先生》など。

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世界大百科事典 第2版の解説

ちょうてんよく【張天翼 Zhāng Tiān yì】

1906‐85
中国の作家,児童文学者。原籍は湖南省湘郷であるが南京生れ。1924年杭州の中学を卒業,1年絵を学んだあと,事務員,記者,教員などの職を経て,28年処女作《三日半の夢》を雑誌《奔流》に発表。以後創作活動に従う。中日戦争中は抗日宣伝活動に従ったが肺患のため長く療養し,解放後は中央文学研究所副所長など。都市の小市民勤労者の生活を描いた短編が多く,風刺的な作にすぐれる。小説《華威先生》(1938成立),児童文学《宝のひょうたん》(1932)など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

張天翼
ちょうてんよく / チャンティエンイ
(1906―1985)

中国の小説家、児童文学者。本名張元定(ちょうげんてい)、号は一之(いっし)、筆名に鉄池翰(てつちかん)などがある。湖南省出身。南京(ナンキン)で、没落した士大夫の子に生まれた。杭州(こうしゅう)の中学時代から『礼拝六(リーパイリユウ)』などに投稿。上海(シャンハイ)美術専門学校を経て北京(ペキン)大学に学び、ここで文学観を一新、学業を離れ杭州に戻り、小官吏などの職業を転々としながら実社会への認識を深めた。1929年『三日半の夢』が魯迅(ろじん)に認められた。手法の新鮮さと題材の豊富さで文壇から歓迎を受け、31年中国左翼作家連盟に参加、以後一貫して革命運動に同調、42年結核で筆を置くまで約100編の作品を書いた。短編に優れ、社会の底辺の人々の人生を正視し、小市民を風刺し、社会の暗黒を痛烈に批判する。代表作に『包氏父子(パオさんおやこ)』『華威(ホワウエイ)先生』など。解放後は『人民文学』の編集にあたり、著作は『宝の葫蘆(ひょうたん)の秘密』など児童文学と評論のみである。[近藤龍哉]
『松枝茂夫・君島久子訳『宝のひょうたん』(岩波少年文庫) ▽張天翼著、伊藤敬一・代田智明訳『まぼろしの金持ち鳥』(1977・太平出版社)』

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世界大百科事典内の張天翼の言及

【児童文学】より

…魯迅も,中国の児童文学の発展のために外国の作品を翻訳し,また民話・古典など民族の文化遺産の生かし方に指導的な役割を果たした。その後,林蘭(りんらん)の名による民話の収集整理,老舎の長編《小坡の誕生日》(1930)をはじめ,巴金(はきん),謝冰心(しやひようしん),茅盾(ぼうじゆん),張天翼(ちようてんよく)らの創造活動によって前進をとげた児童文学は,中華人民共和国の成立後,国家的事業として飛躍的に発展しつつある。 新中国の児童文学を代表する張天翼の小説《羅文応の話》(1954),秦兆陽(しんちようよう)の童話《ツバメの大旅行》(1950),そのほか詩,劇,伝記,科学読物などさまざまなジャンルにわたって,革命後の成果が1954年の国際子どもデーに表彰された。…

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