デジタル大辞泉
「弾み」の意味・読み・例文・類語
はずみ〔はづみ〕【弾み/▽勢み】
1 はずむこと。勢いよくはね返ること。「ボールの―が悪い」
2 勢いがつくこと。調子づいて活気を帯びること。また、その勢い・活気。「仕事に―がつく」
3 そのときの思いがけない勢い。その場のなりゆき。「言葉の―で言いすぎる」「ものの―」
4 何かをしたその拍子。その途端。「滑った―に足首をひねる」
5 金品を奮発すること。
「遣らいでも能い所へ遣るのぢゃさかい、―ぢゃ」〈滑・浮世風呂・四〉
[類語](4)拍子・とたん
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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はずみはづみ【弾・勢】
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「はずむ(弾)」の連用形の名詞化 )
- ① 勢いよくはね返ること。
- [初出の実例]「打返しくはのはつみにまみれつつ秋の頼みも長からぬ世に」(出典:類従本重之集(1004頃)上)
- ② 調子づくこと。調子がよいこと。勢いづくこと。また、その調子、勢い。
- [初出の実例]「はつみ・くらいのいきばかり、つくろいなきをせんにして、いとさわがしきふぜいもなく」(出典:仮名草子・ぬれぼとけ(1671)上)
- ③ その時、その場の成り行き。行きがかり。
- [初出の実例]「どふやら時のはづみでは、鼻そげでも缺唇(いぐち)でも油断がならぬ」(出典:浄瑠璃・最明寺殿百人上臈(1699)道行)
- ④ ある事がなされるきっかけ。
- [初出の実例]「私は何有(なに)、一寸した機(ハズミ)で這麼(こんな)事になったのだから」(出典:恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉一六)
- ⑤ ある事がなされる、その瞬間。途端。拍子。
- [初出の実例]「放す手よりも引くはずみ、儕(おのれ)が力で尻餠突き」(出典:浄瑠璃・彦山権現誓助剣(1786)二)
- ⑥ 金や品物を気前よく与えたり買ったりすること。奮発すること。
- [初出の実例]「衣類寝道具かずかずのはづみ」(出典:浮世草子・好色一代女(1686)五)
- ⑦ ( 「ハツミ」と書く ) 浄瑠璃ではずむように速く演奏する曲節。勢い込む所やかけ出す場合などに用いる。はずみぶし、江戸はずみ、のりはずみ、もろはずみなど、いろいろな種類がある。
- [初出の実例]「ひゃうごにはやくつきじまのハツミいるさたどらぬ西の宮」(出典:浄瑠璃・舎利(1683)道行)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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