御忌(読み)ギョキ

デジタル大辞泉の解説

ぎょ‐き【御忌】

天皇・皇后などの年忌法会(ほうえ)。転じて、貴人や宗派の開祖の忌日に行う法会。ごき。
浄土宗の寺院で毎年行う法然の年忌の法会。江戸時代以前は正月に行われたが、現在は4月に修する。京都知恩院の御忌大会が有法然忌 春》「群集する人を木の間に―の寺/虚子

ご‐き【御忌】

ぎょき(御忌)」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典の解説

お‐いみ【御忌】

〘名〙 (「お」は接頭語。神々が集まっているので、忌み慎むべき時という意から) 陰暦一〇月のこと。出雲地方でいう。

ぎょ‐き【御忌】

〘名〙
① 天皇、皇后などの忌日に行なわれる法会(ほうえ)。また、貴人、仏教各宗派の開祖などの忌日の法会。ごき。
※延喜式(927)一六「凡来年御忌者、寮預令陰陽師等勘録。十二月十日進内侍司
② 特に、浄土宗の開祖、法然上人の忌日に行なわれる法会。浄土宗では、もとは陰暦正月一九日から二五日まで、明治以降は四月一九日から二五日までの七日間これを行なうのを例とする。京都、知恩院の行事は特に有名で知恩講といい、昔は京の人々はこれを遊覧の初めとして美しいきものを着、弁当を持って参詣し、これを弁当始めと称した。《季・春》 〔俳諧・誹諧初学抄(1641)〕

ご‐き【御忌】

〘名〙 貴人や祖師などを敬って、その年忌の法会をいう語。ぎょき。
※東宮年中行事(12C後か)一二月「十一日おむやうれう、らいねんのごきをけいする事」

おん‐き【御忌】

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世界大百科事典内の御忌の言及

【祖師忌】より

…浄土宗開祖法然の場合(1月25日。知恩院の現行期日は4月18~25日)は御忌(ぎよき)といわれ,真宗の親鸞の場合(11月28日。本願寺派,高田派では太陽暦になおして1月9~16日)は報恩講とよばれる法要がつとめられる。…

【知恩院】より

…75世養鸕徹定(うがいてつじよう),77世日野霊瑞は,全国の末寺住職の会議や檀信徒の組織化を図って,近代的な寺院運営を試み,財政の危機を克服した。毎年4月(元は1月で,1877年から変更)に行われる法然の忌日法要は,とくに御忌(ぎよき)と称し,知恩院の最も重要な年中行事である。【中井 真孝】
[文化財]
 広大な寺域は3段に分かれ,下の段には諸塔頭(たつちゆう)と日本最大の三門(1619,重要文化財),中の段には主要堂舎が建ち並び,中央に本堂(御影堂。…

※「御忌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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