御手盛(読み)オテモリ

デジタル大辞泉 「御手盛」の意味・読み・例文・類語

お‐てもり【御手盛(り)】

自分で好きなように食事を盛りつける意から》自分の都合がいいように物事を取り計らうこと。「お手盛り予算案
[類語]手加減容赦匙加減手心を加える手心お手柔らか手柔らかお情け斟酌酌量忖度そんたく心配り気配り心遣い気遣い

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精選版 日本国語大辞典 「御手盛」の意味・読み・例文・類語

お‐てもり【御手盛】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )
  2. 自分で好きなように飯などを盛りつけること。
    1. [初出の実例]「卓袱台に覆ってある布を取り除き『すみませんが、お手盛りでどうぞ』」(出典:引越やつれ(1947)〈井伏鱒二〉牛込鶴巻町)
  3. 転じて、自分に都合のいいように、物事をとりはからうこと。
    1. [初出の実例]「都議や区議のお手盛(テモリ)退職金の場合なども」(出典:蛙のこえ(1952)〈大宅壮一〉ナショナル・リーダー)

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