放縦(読み)ホウジュウ

デジタル大辞泉 「放縦」の意味・読み・例文・類語


ほう‐しょう〔ハウ‐〕【放縦】

[名・形動]ほうじゅう(放縦)」に同じ。
「―な人は小さいものをつまずかすことをおそれないのだ」〈倉田出家とその弟子

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精選版 日本国語大辞典 「放縦」の意味・読み・例文・類語

ほう‐しょうハウ‥【放縦】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「しょう」は「縦」の漢音 ) きままなこと。わがままなこと。放埒(ほうらつ)。ほうじゅう。
    1. [初出の実例]「放縦子弟、請託公行」(出典類聚三代格‐七・延暦五年(786)四月一九日)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐光武紀上〕

ほう‐じゅうハウ‥【放縦】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) =ほうしょう(放縦)〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「見違へる程放縦(ハウジュウ)に粗暴になって了った」(出典:其面影(1906)〈二葉亭四迷〉七〇)

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普及版 字通 「放縦」の読み・字形・画数・意味

【放縦】ほう(はう)しよう

ほしいまま。〔列子楊朱〕紂(ちう)~を傾宮に肆(ほしいまま)にし、欲を長夜に縱(ほしいまま)にし、禮義を以て自らしめず、煕煕然(ききぜん)として以て誅に至る。此れ天民の放縱なるなり。

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