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戦争神経症 せんそうしんけいしょうwar neurosis; battle fatigue

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

戦争神経症
せんそうしんけいしょう
war neurosis; battle fatigue

戦時の軍隊内,特に前線戦闘部隊で起る神経症ヒステリー反応が過半を占める。戦争神経症に対しては,心理的に破綻をきたしやすい兵士のタイプを考えるよりも,どのような状況がどの程度持続したら心理的な破綻が起るのかという発想に基づいて,休暇の与え方や部隊の交代などを工夫することが大切とされている。戦場において起る急性戦闘反応 (食欲不振,不眠錯乱失神など) のほかに,一般生活に戻ってから起る遅発性の反応 (悪夢,無感動など) もある。

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世界大百科事典 第2版の解説

せんそうしんけいしょう【戦争神経症 war neurosis】

戦時に軍隊内で発生する神経症の総称。神経症は性格要因と環境要因とが絡み合って発症するものであるが,戦争神経症では環境要因の影響が強い。すなわち,平時の市民生活とはまったく異なる環境に適応できずに発症するのである。実戦経験前の兵士は,不安,緊張から動悸,呼吸促迫,腹痛吐き気などを感ずることが多く,一定期間の戦闘に従事すると,いらだち,不眠が出現し,ささいなことでどなり合うようになる。動作は緩慢となり,身辺に無関心となる。

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大辞林 第三版の解説

せんそうしんけいしょう【戦争神経症】

戦闘体験がストレスとなって発症する神経症の一。戦場で現れる急性反応と、戦場を離れてから現れる遅発性反応がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

戦争神経症
せんそうしんけいしょう

戦争という特殊な非常事態に際し、軍隊の内外でみられるさまざまな異常体験反応の総称。一般神経症と学問的になんら異ならない。[編集部]

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