手を加える(読み)てをくわえる

精選版 日本国語大辞典 「手を加える」の意味・読み・例文・類語

て【手】 を 加(くわ)える

① 加工する。
※幼学読本(1887)〈西邨貞〉七「人は唯之れに手を加へて、様様に製造するのみ」
手数をかける。手を掛ける。
日本の庭(1947)〈加藤周一〉二「注意深く、念入りに手を加えて育てられているが」
③ 修正する。補いなおす。
※人間横光利一(1955)〈中島健蔵〉「むしろ、あまり手を加えない方が、当時の空気をつたえるためになにかの役に立つと思い」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「手を加える」の意味・読み・例文・類語

くわ・える

直したり補ったりする。手を入れる。「旧作に―・える」
[類語]直す改める正す訂する修正する是正する規正する改善する改良する改正する補正する訂正する修訂する改訂する補訂する補綴ほていする手直しする手を入れる筆を入れる朱筆を入れる朱を入れる添削補筆筆削推敲彫琢

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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