日本歴史地名大系 「払田村」の解説
払田村
ほつたむら
[現在地名]仙北町払田
戦国期に堀田氏が真山に城を築いたと思われる。「奥羽永慶軍記」に天文二一年(一五五二)小野寺氏を攻めた軍勢の中に「堀田」の名がある。「柞山峯之嵐」に慶長七年(一六〇二)佐竹氏入部の際「仙北小野寺氏拘城は庄内領主清水大蔵大輔義之受取て御当家へ渡さると云。仙北にて山田・西馬内・松岡・深堀・今泉・西野・鍋倉・川連・稲庭・三梨・黒沢・楢岡・本堂・堀田・梅沢」とあり、藩政初期には城郭として存在していたと思われる。所伝によれば堀田氏は本堂氏に攻め滅ぼされたという(高梨村郷土沿革紀)。
払田村
はらいだむら
払田村
はらいだむら
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報