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招き猫(読み)まねきねこ

デジタル大辞泉の解説

まねき‐ねこ【招き猫】

すわって右または左の前足を上げ、人を招く格好をしたの置き物。顧客や財宝を招くという縁起から客商売の家で飾る。

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世界大百科事典 第2版の解説

まねきねこ【招き猫】

片前足をあげて座っている姿態の猫の像で,縁起物の一種。そのかっこうが人を招く姿に似ており,また芸者異名をネコと呼ぶのにちなんで,花街や飲食店などで愛用され,正月に買い求めて店の入口に置く風がある。また猫は人だけでなく福をもたらす霊力をもっていると信じられた。東京都世田谷区豪徳寺は,彦根藩主井伊直孝が猫に招かれて入った寺だといわれ,そのため井伊家代々の菩提寺となって繁盛し,その故事にもとづいて招き猫を描いたお札が出され,境内にも猫塚がまつられた。

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大辞林 第三版の解説

まねきねこ【招き猫】

前足で、人を招く形をした猫の置物。客を招くとして商家などで飾る縁起物。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

招き猫
まねきねこ

猫が前足をあげて人を招くような形につくった縁起物玩具(がんぐ)。江戸時代、天明(てんめい)年間(1781~89)江戸・両国に「金猫銀猫」という売色店(女郎屋)があり、金銀を彩色した招き猫を店頭に飾ったのがおこりという。その後、浅草の今戸で土製が盛んにつくられ、今戸焼の代表的なものになった。招き猫は客を呼び込み福を招く縁起から、現在も花柳界や飲食店などで喜ばれている。また関東地方などでは張り子製のものが達磨(だるま)市で売られる。カイコの害敵のネズミを追い払う意味からおもに農家が買い求めるといわれる。[斎藤良輔]

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世界大百科事典内の招き猫の言及

【ネコ(猫)】より

…また,いくつかの〈猫騒動〉も伝えられている(猫騒動物)。 招き猫として,猫の像を商店の店先に置くのは江戸時代からのことで,猫が前足をあげて顔をこすると客がくるという中国の故事からきているというが,関東では東京世田谷の豪徳寺の飼猫の報恩談として伝えられる。また雄の三毛猫は天候を予知するといわれ,和船時代には高価に買い求められたという。…

※「招き猫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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