デジタル大辞泉 「擦り付ける」の意味・読み・例文・類語 なすり‐つ・ける【▽擦り付ける】 [動カ下一][文]なすりつ・く[カ下二]1 なすってつける。「傷口に薬を―・ける」2 過失などを他人に押し付ける。転嫁する。「自分の罪を人に―・ける」[類語]塗る・擦なする・掃く・付ける・塗り付ける・塗りたくる・塗布する・塗抹する・塗擦する・塗装する・塗り立てる・塗り潰す・塗り込める・塗り替える こすり‐つ・ける【▽擦り付ける】 [動カ下一][文]こすりつ・く[カ下二]1 こすってくっつける。「クリームを顔に―・ける」2 押しつけてこする。「マッチを―・けて火をつける」「犬がからだを―・けてくる」「額を畳に―・けて頼む」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「擦り付ける」の意味・読み・例文・類語 なすり‐つ・ける【擦付】 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]なすりつ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙① 押してこすりつける。こするようにしてつける。すりつける。ぬりつける。〔書言字考節用集(1717)〕[初出の実例]「頭髪を仏蘭西風とかに刈って香水を塗(ナス)りつけ」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉犬物語)② 自分の責任や過失などを他の人に押しつける。転嫁する。[初出の実例]「借金其外(そのほか)を丹次郎になすり付(ツケ)」(出典:人情本・春色梅児誉美(1832‐33)四) こすり‐つ・ける【擦付】 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]こすりつ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 押しつけてなすりつける。力を入れてこする。〔詞葉新雅(1792)〕[初出の実例]「芝原にこすり付るや猫の蚤」(出典:俳諧・八番日記‐文政三年(1820)六月) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by