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文型 ブンケイ

デジタル大辞泉の解説

ぶん‐けい【文型】

文の構成上の類型。個々の具体的な文表現から抽出した各種の文の形式文例によって組織的に示すもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

ぶんけい【文型】

種々の具体的な言語表現(発話)から抽象して設定される,構造上のいくつかの類型をいう。(1)文の構造は,これを構成する成分(主語述語修飾語独立語など)間の関係において考えられるが,これら各成分の結びつき方に種々の類型が認められるわけで,英文法で説くS+V,S+V+C,S+V+O,S+V+O+O′,S+V+O+Cという五つの型などもその一例である(Sは主語,Vは動詞,Cは補語,Oは目的語)。日本語では,たとえば〈…が…〉〈…から…まで…〉〈…ので,…〉のように,成分の論理的な関係を表示する格助詞接続助詞の類を中心に,語順をも考慮して,いくつかの類型をたてることができる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

ぶんけい【文型】

語や語群が文中でどのように配置されているかを、文の構造や語句の機能の上から形式化して分類した文の型。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

文型
ぶんけい

文が、どのような要素を、どういう順に組み合わせて成立しているのかをいくつかの類に分けて記述したとき、その一つ一つの類型やその記述を文型とよぶ。したがって、文法の記述の方法が異なれば、それによって文型の概念も異なったものとなるために、統一的な定義は存在しない。いくつかの文型の記述法を例示すると次のようになる。(1)動詞文・形容詞文・名詞文、(2)平叙文・疑問文・命令文・感嘆文、(3)S(主語)+V(動詞)+O(目的語)、S+O+V。
 文型が問題となってきたのは、おもに外国語として当該言語を学習するときであるが、古典語の学習にもまた用いられた。日本語の文型表としてもっとも初期のものは、江戸時代初期の歌学の世界で用いられた『姉小路式(あねがこうじしき)』等の歌学書である。その完成された形が本居宣長(もとおりのりなが)の『詞(ことば)の玉緒(たまのお)』にみられる。明治以降は、おもに太平洋戦争中に日本語教育の必要性から、基本文型の研究が行われた。戦後では、国立国語研究所の諸研究が、記述的文型研究のもっとも詳細なものである。また、生成文法は、文生成の統一的規則を求めるものであるから、文型研究をその一部に含むものである。[近藤泰弘]
『青年文化協会編『日本語基本文型』(1942) ▽国立国語研究所編『話しことばの文型(1)(2)』(1960、63・秀英出版) ▽林四郎著『基本文型の研究』(1960・明治図書)』

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