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補語 ほご complement

翻訳|complement

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

補語
ほご
complement

文法用語。文を完成するのに必要な要素で,主語または目的語と意味上主述関係をなすもの。特に伝統的な英文法でよく用いられる。 (1) Time is money. (時は金なり) ,(2) They call it love. (人はそれを愛と呼ぶ) で,(1) の money ,(2) の loveがなければ,動詞の意味からいって文が完全にならない。

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デジタル大辞泉の解説

ほ‐ご【補語】

complement》英語・フランス語などの文法で、それだけでは完全な意味を表さない動詞の意をおぎなう語。He is rich. I make him happy.のrich, happyの類。
日本語で、連用修飾語のうち、主として格助詞」「」などを伴う語。「兄が弟に本を与える」の「弟に」の類。「」を伴うものを目的語または客語というのに対する。

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世界大百科事典 第2版の解説

ほご【補語】

主語(主語・述語),目的語などとともに,文を構成する成分の一つであるが,その内容は各言語,各研究者によりさまざまに異なった定義が与えられている。 そのなかで,われわれに最もなじみ深いのは英語文法の用語としてである。通常,英語文法ではI am a boy.のa boyや,He is rich.のrichを補語と呼ぶ。これはbe動詞を代表とするいくつかの動詞は,主語+動詞では完全な意味を表せず,その後に来て全体を完全にするもの(complement)を必要とするわけであるが,これが補語といわれる。

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大辞林 第三版の解説

ほご【補語】

〔complement〕 英文法などで、不完全自動詞・不完全他動詞の意味を補う語。He is a teacher. He made her happy. などにおける a teacher, happy など。
にならって国文法で、述語動詞の意味を補って、文意を完全にする役割を果たす語句をいう。連用修飾語のうち、主として格助詞「に」「と」を伴うもの。「花が実になる」「白を黒という」における「実に」「黒と」の類。格助詞「を」を伴うものを目的語または客語というのに対する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

補語
ほご

文の一成分をさすが、学説により内容に出入りがある。比較的に明確なのは伝統的な英文法のもので、不完全動詞の叙述を完全にするのに補われる名詞・形容詞をさす。be, becomeなどの不完全自動詞主格補語を従え、make, find, keepなどの不完全他動詞目的補語を従える。補語は義務的な成分であり、そうでない成分は修飾語となる。実際にはこの規定をはみ出るものがあり、Winter is over /He is in the garden/Put it on the deskの副詞(句)も補語的であり、He died young /He came inでは補語か修飾語かはっきりしない。
 フランス文法では、さす範囲が広く、目的語、一般の副詞・副詞節までも含む。日本文法でも学説により内容が異なっていて、三上章(みかみあきら)は主語まで目的語と同列に扱って補語とした。日本文法では、分類の基準自体がはっきりしないことが多く、問題が残っている。[国広哲弥]

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