文質(読み)ブンシツ

デジタル大辞泉 「文質」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐しつ【文質】

《「文」はかざりの意》外見の美と内面実質。表に現れたすぐれた学識態度容貌と、内側の素朴な人柄。また、形式内容
賢愚―の等しからざるも」〈幻住庵記

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精選版 日本国語大辞典 「文質」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐しつ【文質】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「論語‐雍也」の「質勝文則野。文勝質則史。文質彬彬、然後君子」による ) 文華質朴。文明的なものと素朴なもの。また、飾りとなかみ。外見にあらわれた美しさと内容の質。
    1. [初出の実例]「歩驟各異にして、文質(ぶんしつ)同じならずと雖も」(出典古事記(712)序)
    2. [その他の文献]〔白虎通‐姓名〕

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普及版 字通 「文質」の読み・字形・画数・意味

【文質】ぶんしつ

表現内実。〔論語、雍也〕子曰く、質、(まさ)るときは則ち野(や)(粗野)なり。、質にるときは則ち(はで)なり。質彬彬(ひんぴん)(和して美しい)として、然る後に君子なり。

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