斎女(読み)イツキメ

精選版 日本国語大辞典 「斎女」の意味・読み・例文・類語

いつき‐め【斎女】

  1. 〘 名詞 〙 神事に奉仕する少女。中古藤原氏氏神である奈良春日大社京都の大原野神社では、特に勅旨を仰いで、一門子女の中から選任するならわしであった。春日斎女(かすがのいつきめ)斎子(いつきこ)
    1. [初出の実例]「春日、大原野両社斎女藤原朝臣可多子」(出典:日本三代実録‐貞観一〇年(868)閏一二月二一日)

さい‐じょ‥ヂョ【斎女】

  1. 〘 名詞 〙 神に仕える処女。中古、斎宮斎院に準じて、藤原氏の氏神である春日神社、大原野神社に奉仕させるため、その一族中から選ばれた未婚の女子。いつきめ。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「斎女」の意味・わかりやすい解説

斎女
いつきめ

斎 (いつ) き清めて神に仕える少女。藤原氏が伊勢の斎宮,賀茂の斎院などになぞらえて,春日神社,大原野神社,松尾神社などに奉仕させたもので,起源貞観8 (866) 年といわれる。

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世界大百科事典(旧版)内の斎女の言及

【春日祭】より

…藤原氏の隆盛とともに朝野の崇敬をあつめ祭典は盛大を極めた。また,伊勢の斎宮,賀茂の斎院に準じて春日には斎女が置かれ,869年(貞観11)から春日祭に参向した。祭儀は,祭りの前日斎女が京都を出発,大和の国司は国境まで出迎え,佐保頓舎に至る。…

※「斎女」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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