デジタル大辞泉 「日奈久温泉」の意味・読み・例文・類語 ひなぐ‐おんせん〔‐ヲンセン〕【日奈久温泉】 熊本県八代やつしろ市日奈久の温泉。八代海に臨む。泉質は単純温泉・塩化物泉。もと熊本藩の藩営であった。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「日奈久温泉」の意味・読み・例文・類語 ひなぐ‐おんせん‥ヲンセン【日奈久温泉】 熊本県八代市の南部にある温泉。応永一六年(一四〇九)の発見と伝えられる。泉質は単純泉・弱食塩泉。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本歴史地名大系 「日奈久温泉」の解説 日奈久温泉ひなぐおんせん 熊本県:八代市日奈久町日奈久温泉[現在地名]八代市日奈久中町・日奈久上西町鹿児島本線日奈久駅の南西にある。応永一六年(一四〇九)浜田六郎左衛門によって発見されたと伝えられる。「葦北郡誌」によれば興国二年(一三四一)菊池武重が足利方の甲斐重村と合志(こうし)郡で合戦した時、重村の家臣浜田右近が重傷を負い、その一子六郎左衛門が夢のお告げで温泉を掘りあて、父の傷を平癒させたという。また「国誌」は「旧火名後又湯里ト云(中略)里俗ノ説ニ此温泉ハ往昔八代郡野津村ノ内井上ニアリシヲ異人来リテ牛ノ髑髏ヲ投入ケレハ飛テ同郡井上村高田手永ニ移ル八十年ヲ経テ又牛ノ首ヲ入ル者アリ故ニ又飛テ此所ニ温泉湧出ス」と伝え、潮まじりのため湯気和平で、痼疾に効能があると記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日奈久温泉」の意味・わかりやすい解説 日奈久温泉ひなぐおんせん 熊本県南部,八代市の八代海にのぞむ温泉。明暦2 (1656) 年細川氏が大浴舎を建て,藩営温泉として経営した。泉源が多く,泉質は単純泉,食塩泉。泉温は 45~50℃。旧暦8月1日前後は不知火見物の浴客でにぎわう。芦北海岸県立自然公園に属する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「日奈久温泉」の意味・わかりやすい解説 日奈久温泉ひなぐおんせん 熊本県中南部、八代市(やつしろし)にある温泉。泉質は単純温泉。発見は1409年(応永16)と古く、1657年(明暦3)熊本藩主の命によって大浴舎が建てられてより、肥後の五所の一つとして有名になった。現在16の泉源がある。肥薩おれんじ鉄道(ひさつおれんじてつどう)日奈久温泉駅から徒歩10分。[山口守人] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by