鎌倉時代の日蓮(にちれん)宗の僧。日蓮が滅後を託した六老僧の一人。日蓮の有力な信徒富木常忍(ときじょうにん)(1216―1299)の義子。日蓮滅後、真間山弘法寺(ままさんぐほうじ)に住し、下総(しもうさ)(千葉県北部)の信徒の教導と教線の拡張にあたった。1284年(弘安7)鎌倉での宗論のため日蓮三回忌に遅参して常忍に叱責(しっせき)されたといわれ、富木邸の傍らのイチョウから許しを請うたという「泣き銀杏(いちょう)」の伝説がある。常忍との間に間隙(かんげき)を生じた日頂は、1302年(乾元1)生国である駿河(するが)国重須(おもす)(静岡県富士宮市)に帰り、その地で没したと伝えられる。
[渡邊宝陽 2017年9月19日]
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