明治・大正期の植物分類学者 東京帝国大学教授。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
植物分類学者。新潟県加茂町(現、加茂市)に生まれる。1903年(明治36)東京帝国大学植物学科を卒業、トウダイグサ科の分類、富士山の植物分布の研究などに携わる。1905年、台湾総督府の嘱託として台湾に渡り、植物を調査研究し、その成果を『台湾植物誌』(10巻)にまとめ(1911~1921)、1919年(大正8)帝国学士院賞を受賞した。1922年、東京帝国大学教授となる。その後、インドシナなど南方植物への関心を高め、またシダ類の中心柱を研究して新しい分類を試みたりしたが、そのなかで旧来の系統分類学に疑問を抱き、独自の「動的法式による自然分類」(1921)を提唱して論議を醸した。晩年は法華経に心酔したが精神的に満たされないまま、定年を待たず没した。
[佐藤七郎]
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
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