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仏国寺 ぶっこくじPulguk-sa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

仏国寺
ぶっこくじ
Pulguk-sa

大韓民国 (韓国) ,キョンサンプク (慶尚北) 道キョンジュ (慶州) 市進 峴洞にある寺院。トハム (吐含) 山麓に広大な石壇を築いて寺域としている。創建は統一新羅時代の8世紀中頃であるが,現存の木造建築のうち大雄殿,極楽殿,紫霞門などは李朝末期の重建。無説殿,観音殿,毘盧殿,東西回廊などは,すべて 1969年の発掘調査後に復元されたもの。ただし大雄殿前の石造釈迦塔,多宝塔,灯籠および石造の青雲・白雲橋,築台などは創建当初のもので,極楽殿の金銅『阿弥陀如来坐像』,毘盧庵の金銅『毘盧舎那仏坐像』などは,9世紀以降に追加されたものである。伽藍配置は奈良の薬師寺にもみられる二塔一金堂式で,1972年には現存する建物の様式を統一して伽藍全体が復元された。なお,1966年に釈迦塔から発見された『無垢浄光陀羅尼経』は8世紀の木版印刷で,日本の『百万塔陀羅尼』と並ぶ世界最古の印刷物とされている。 1995年石窟庵とともに,世界遺産の文化遺産に登録。

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デジタル大辞泉の解説

ぶっこく‐じ【仏国寺】

大韓民国、慶尚北道慶州市吐含(とがん)山麓にある寺。528年、新羅法興王の勅建と伝える。多宝塔などの石造遺構は新羅文化の最盛期を示す。1995年、付近の石窟庵とともに世界遺産(文化遺産)に登録された。華厳仏国寺。プルグクサ。

プルグク‐サ【仏国寺】

ぶっこくじ(仏国寺)

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百科事典マイペディアの解説

仏国寺【ぶっこくじ】

韓国,慶尚北道慶州の東,吐含(とがん)山にある寺。華厳(けごん)宗に属した。新羅の訥祇(とつぎ)王(在位417年―458年)のとき,高句麗の僧我道が新羅にきて,仏法を広めようとして迫害され,難を避けて庵を結んだのに始まる。
→関連項目慶州石窟庵

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世界遺産情報の解説

仏国寺

仏国寺は、大韓民国慶州市の郊外にある仏教寺院です。吐含山の中腹に位置する仏国寺は、大韓仏教曹渓宗第11教区の本寺であり、韓国を代表する寺院として広く知られています。新羅の景徳王の時代、宰相の金大城により建立されたといわれ、『三国遺事』には金大城が現世での父母のために建立したと記述されています。仏国寺では6つの国宝を始めとして、統一新羅時代に作られた貴重な文化財をたっぷりと味わうことができます。1995年、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。

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世界大百科事典 第2版の解説

ぶっこくじ【仏国寺】

韓国,慶尚北道慶州市の郊外にある大寺。新羅の法興王代(在位514‐540)に創建され,景徳女王10年(751)に宰相金大城の発願により伽藍は大規模に拡充されたと伝える。伽藍は吐含山麓に東西2部を営み,大雄殿を中心とする東部は,大雄殿前方左右に多宝塔,釈伽塔を配し,四囲に回廊をめぐらせ,正面の紫霞門前面には高い石壇を築き,石造アーチを用いた優美な青雲橋,白雲橋がかかる。伽藍配置は薬師寺と同じ双塔式で,石築壇や建物の基壇・礎石はすべて金大城再興のものであるが,大雄殿,極楽殿,紫霞門などの現存の建物は李朝中期の再建になり,1972年には現存の建物と様式を統一して伽藍全体が復元された。

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大辞林 第三版の解説

ぶっこくじ【仏国寺】

韓国南東部の慶州市郊外吐含山麓にある寺。528年新羅法興王の創建。以後、大規模に拡充され大いに栄えたが、文禄の役で大半を焼失。1972年、朝鮮王朝中期の再建になる建物と様式を統一して伽藍全体が復元された。釈迦塔・多宝塔・石橋などは新羅時代の遺構。華厳仏国寺。

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世界の観光地名がわかる事典の解説

ぶっこくじ【仏国寺】

韓国南部のキョンサンプクト(慶尚北道)キョンジュ(慶州)市郊外、トハムサン(吐含山)の中腹にある仏教寺院。751年ごろ、新羅の景徳王の時代に宰相を務めていたキムデソン(金大城)により創建された。1593年の文禄の役(韓国では壬申倭乱)で建物は焼失、その後再建が始まり、1970年代に行われた大改修を経て今日に至っている。境内には青雲橋・白雲橋、蓮華橋・七宝橋、大雄殿のほか、多宝塔・釈迦塔の2つの宝塔などがあり、新羅時代につくられた金銅毘盧遮那仏が安置されていて、統一新羅時代の貴重な文化財にふれることができる。◇「プルグクサ」とも読む。1995年に、同じ吐含山麓にあるソックラム(石窟庵)とともに、世界遺産(文化遺産)に登録された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

仏国寺
ぶっこくじ

韓国(大韓民国)、慶尚北道慶州市吐含山(とがんさん)にある寺。華厳(けごん)仏国寺、華厳法流寺ともいう。新羅(しらぎ)法興王が528年に王夫人法流尼のために勅建されたものである。のち574年真興(しんこう)王のとき重興され、毘盧遮那(びるしゃな)仏・阿弥陀(あみだ)仏の2像を鋳造奉安した。また670年講堂無説殿が建立され、華厳が講ぜられた。751年、宰相金大城は両親のために堂宇を建て、先祖のために石仏寺(石窟庵(せっくつあん))をつくり、神琳表訓(しんりんひょうくん)を請(しょう)じて住持させた。774年12月大城の没後、朝廷はその事業を継承し、東都第一の名刹(めいさつ)となった。たび重なる再興、重修を経て栄えたが、1592年日本軍の兵火にかかり(文禄(ぶんろく)の役、壬辰倭乱(じんしんわらん))、大雄殿、極楽(ごくらく)殿、紫霞(しか)門ほかことごとく焼失。1659年に再興されたが、ふたたび祝融(しゅくゆう)の災にかかる。現存の大雄殿は1767年6月、道泰(どうたい)・贊弘(さんこう)らによる重建である。伽藍(がらん)配置はわが国の奈良時代前期の規模と類似したものであった。極楽殿に安置されている銅造阿弥陀像は初唐の気風をもち、新羅統一時代の代表的傑作といわれる。この寺は慶州石窟庵とともに、1995年に世界遺産の文化遺産として登録されている(世界文化遺産)。[里道徳雄]

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