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曹雪芹 そうせっきん Cao Xue-qin

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

曹雪芹
そうせっきん
Cao Xue-qin

[生]康煕54(1715)頃
[没]乾隆28(1763)/乾隆29(1764)
中国,清の小説家。江蘇省南京の人。名,霑 (てん) 。字,夢阮 (むげん) ,芹圃。雪芹は号。正白旗漢軍に属し,江寧織造の職を受継ぐ南京有数の貴族の家に生れたが,3歳の頃祖父曹寅 (そういん) のうしろだての康煕帝が没すると,皇位継承問題もからんで職務上の落ち度をとがめられ,雍正6 (1728) 年家産を没収され一挙に没落。

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デジタル大辞泉の解説

そう‐せっきん〔サウ‐〕【曹雪芹】

[1715ころ~1764ころ]中国、清の小説家。名は霑(てん)、字(あざな)は芹圃(きんぽ)。号は雪芹・芹渓(きんけい)など。満州貴族の出で、南京の名門に生まれたが、少年時代に家が没落。晩年、貧困のうちに小説「紅楼夢」の執筆に没頭したが、未完のまま病没。

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世界大百科事典 第2版の解説

そうせつきん【曹雪芹 Cáo Xuě qín】

1715?‐64?
中国,清代中期の小説家。名は霑(てん),雪芹は字号の一つ。康熙末年,南京の織造を数代務めた満州八旗の名門に生まれた。幼少年期には,曹家とその姻戚はなお小康を得ていたが,雍正朝(1723‐35)の中葉に至り,当主の父(?)曹頫(そうふ)が政治的な背景もあってか罪に問われ,北京に護送されて曹家は取りつぶされた。まもなく曹雪芹は北京に移ったらしく,晩年はその西郊に住み,不遇に終わった。絵心に恵まれ,詩をよくしたが,《紅楼夢》一作で今に知られる。

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大辞林 第三版の解説

そうせつきん【曹雪芹】

1715頃~1764頃) 中国、清代の小説家。名は霑てん、字あざなは芹渓きんけい、雪芹は号。南京の名家に生まれたが、家が没落したため北京に移り、貧窮のなかで「紅楼夢こうろうむ」を書いた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

曹雪芹
そうせっきん
(1715?―63/64)

中国、清(しん)代の小説家。名は霑(てん)。字(あざな)は芹圃(きんぽ)。号は雪芹、芹渓(きんけい)、夢阮(むげん)など。遼陽(りょうよう)を本籍とする漢族ながら満州正白旗(清朝譜代の旗本)に属す家柄で、曽祖父(そうそふ)以降3代にわたり南京(ナンキン)の江寧織造(宮廷用織物製造所の長官)を世襲した名門の出身。とくに祖父寅(いん)(号は楝亭(れんてい))は当時一級の文人で、乳母兄弟たる康煕(こうき)帝の信任も厚かったが、父の代に至り、雍正(ようせい)帝の帝位継承問題に絡んで家産を没収され、曹家は没落した。年少の雪芹は零落した一族とともに北京(ペキン)へ移り、青年時には貢生(こうせい)(学生の官員)にもなったらしい。性は磊落(らいらく)、詩画が巧みで酒を好んだ。晩年は北京西郊に住んで貧窮し、友人の助言もあって小説『紅楼夢(こうろうむ)』の執筆に没頭したが、愛子を夭逝(ようせい)させた悲嘆のあまり、小説未完のまま自身も病没した。[小山澄夫]

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世界大百科事典内の曹雪芹の言及

【紅楼夢】より

…通行本は全120回。前80回は曹雪芹の作,後40回は後人の補作である。乾隆19年(1754)ころから原名の《石頭記》により写本の形で作者の周囲にまず読者を得た。…

【《紅楼夢研究》批判】より

…批判論文を採用するかどうかの手続問題から,馮雪峰(ふうせつぽう)らの《文芸報》編集部自己批判をも引きおこした。胡適の《紅楼夢考証》(新紅学)の系統を継ぐ兪平伯(ゆへいはく)は《紅楼夢研究》《紅楼夢簡論》などで,《紅楼夢》を色即是空を表す観念小説で,作者曹雪芹の嘆きの自伝とみなした。山東大学を卒業したばかりの李希凡,藍翎(らんれい)は,〈《紅楼夢簡論》およびその他について〉を書き,兪平伯はリアリズムの批判原則を離れ,明確な階級的観点を離れていると批判し,《紅楼夢》を当時の封建社会に対する反抗の書とし文学の分析に“人民性”を導入した。…

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