朝熊山経塚群(読み)あさまやまきょうづかぐん

国指定史跡ガイドの解説


三重県伊勢市朝熊町ほかにある経塚遺跡。朝熊山金剛證寺通称、朝熊山)北西、経ヶ峰のに位置する経塚群。1959年(昭和34)の伊勢湾台風による倒木で遺物が多数出土し、発掘調査の結果、約600m2の調査地から土坑や石囲い、山石で築いた小石室、瓦囲いなどの経塚が43基確認された。出土品には金属製経筒6、陶製経筒54、鏡類23、磁器類(合子(ごうす))・輪花皿17、陶器類(山茶椀・花瓶)、銅製品(小椀・水滴)、鉄製品、ガラス玉、瓦製多宝塔片、蓮台、檜扇(ひおおぎ)、などがある。遺物は平安時代末の紀年銘があるものや工芸的にもすぐれたものが多く、経塚として代表的なものである。出土品の多くは、金剛證寺の宝物館に展示されている。1966年(昭和41)に国の史跡に指定された。伊勢自動車道伊勢西ICから車で約20分。

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

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