国学者、国語学者。字(あざな)は埴満(はにまろ)。号は欟斎(つきのや)、集古葉堂、三十二艸庵(そうあん)、円珠屋、爾谷(じこく)など。下総(しもうさ)国(千葉県)成田に生まれ、初め国学、詠歌、漢学を学び、のち岡本保孝(おかもとやすたか)(1797―1878)について和漢学、韻学を修めた。1863年(文久3)幕府和学新会頭助役、のち帝国大学文科大学(現、東京大学文学部)教授、高等師範学校(現、筑波(つくば)大学)教授などを歴任、1902年(明治35)文部省国語調査委員会委員となった。『万葉集』研究において厳密な本文批判、訓釈の考究など優れた業績を残した。『万葉集美夫君志(みふぐし)』『万葉集書目』などがある。
[沖森卓也 2018年10月19日]
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
(久保田啓一)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新