デジタル大辞泉 「杉本良吉」の意味・読み・例文・類語 すぎもと‐りょうきち〔‐リヤウキチ〕【杉本良吉】 [1907~1939]演出家。東京の生まれ。本名、吉田好正。左翼劇場や新協劇団に参加し、プロレタリア演劇運動に従事。昭和13年(1938)岡田嘉子と樺太からふとからソ連へ越境したが、スパイ容疑で銃殺された。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
新撰 芸能人物事典 明治~平成 「杉本良吉」の解説 杉本 良吉スギモト リョウキチ 職業演出家 社会運動家 本名吉田 好正 別名別名=白浜 蹴 生年月日明治40年 2月9日 出生地東京府豊多摩郡大久保町(東京都) 学歴早稲田大学文学部露文科中退 経歴プロレタリア演劇で活躍し「文芸戦線」などに多くの評論を発表し、翻訳、演出の面でも活躍する。昭和4年東京左翼劇場委員長に選ばれ、6年共産党に入党し、地下活動に入る。8年検挙され、10年仮出獄。のち新協劇団に参加。13年コミンテルンとの連絡を志し、女優・岡田嘉子と樺太からソ連に渡ったが、同年1月3日スパイ容疑で逮捕。14年10月獄中で病死とされ、フルシチョフ時代の34年に名誉回復。平成元年銃殺だったことが明らかにされ、4年ロシア政府により詳細が発表された。主な演出に「北東の風」「彦六大いに笑う」、翻訳にキルション「風の街」など。 没年月日昭和14年 10月20日 (1939年) 伝記夕陽の美学―20世紀末の風影越境―岡田嘉子・杉本良吉のダスビターニャ(さようなら)喜劇の帝王 渋谷天外伝ストルイピン特急―越境者杉本良吉の旅路モスクワで粛清された日本人―30年代共産党と国崎定洞・山本懸蔵の悲劇女と男の危険な話女の自叙伝 ルパシカを着て生まれてきた私 小山 忠 著平沢 是曠 著大槻 茂 著大西 功 著加藤 哲郎 著康 奉雄 著岡田 嘉子 著(発行元 東京図書出版会,リフレ出版〔発売〕北海道新聞社小学館関西書院青木書店廣済堂出版婦人画報社 ’07’00’99’95’94’92’86発行) 出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報 Sponserd by
20世紀日本人名事典 「杉本良吉」の解説 杉本 良吉スギモト リョウキチ 昭和期の演出家,社会運動家 生年明治40(1907)年2月9日 没年昭和14(1939)年10月20日 出生地東京府豊多摩郡大久保町 本名吉田 好正 別名別名=白浜 蹴 学歴〔年〕早稲田大学文学部露文科中退 経歴プロレタリア演劇で活躍し「文芸戦線」などに多くの評論を発表し、翻訳、演出の面でも活躍する。昭和4年東京左翼劇場委員長に選ばれ、6年共産党に入党し、地下活動に入る。8年検挙され、10年仮出獄。のち新協劇団に参加。13年コミンテルンとの連絡を志し、女優・岡田嘉子と樺太からソ連に渡ったが、同年1月3日スパイ容疑で逮捕。14年10月獄中で病死とされ、フルシチョフ時代の34年に名誉回復。平成元年銃殺だったことが明らかにされ、4年ロシア政府により詳細が発表された。主な演出に「北東の風」「彦六大いに笑う」、翻訳にキルション「風の街」など。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「杉本良吉」の解説 杉本良吉(1) すぎもと-りょうきち 1907-1939 昭和時代前期の演出家,社会運動家。明治40年2月9日生まれ。プロレタリア演劇運動に参加。共産党に入党し,昭和13年女優岡田嘉子(よしこ)と樺太(からふと)からソ連にはいったが逮捕され,スパイ容疑で14年10月20日銃殺された。33歳。のち無実であることがわかる。東京出身。早大中退。本名は吉田好正。 杉本良吉(2) すぎもと-りょうきち 1916-2004 昭和-平成時代の裁判官,法学者。大正5年11月7日生まれ。昭和15年判事となる。45年東京地裁判事のとき,家永三郎の教科書裁判で検定不合格を憲法違反とした(杉本判決)。48年東京高裁判事。57年大東文化大教授,62年学長。平成16年11月25日死去。88歳。愛知県出身。東京帝大卒。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
367日誕生日大事典 「杉本良吉」の解説 杉本 良吉 (すぎもと りょうきち) 生年月日:1907年2月9日昭和時代の演出家1939年没 出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報 Sponserd by