東三洞遺跡(読み)とうさんどういせき

百科事典マイペディア「東三洞遺跡」の解説

東三洞遺跡【とうさんどういせき】

韓国釜山市にある櫛目文土器時代の代表的な貝塚。古くから知られ,昭和初期の日本人による発掘の他,数次にわたり調査されている。従来櫛目文土器よりも古い隆線文土器の存在が明らかにされた。九州との交流を示す日本の縄文土器漁具も出土している。

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世界大百科事典 第2版「東三洞遺跡」の解説

とうさんどういせき【東三洞遺跡 Tongsamdong‐yujŏk】

韓国,慶尚南道の釜山直轄市影島区東三洞にあって,櫛目文土器時代(新石器時代)における,朝鮮半島南岸地方の代表的遺跡として著名である。遺跡は,釜山港内の影島の中部,南東海岸の汀線に近い傾斜面から平たん面にかけて立地する。1930,32年に発掘が行われ,さらに63,64年,そして69年から3年にわたってそれぞれ発掘調査が行われた。これまでの調査は,主として貝層の発掘に主眼がおかれてきたため,生活遺構を含めた集落全貌はわかっていない。

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