東芝機械(読み)とうしばきかい

共同通信ニュース用語解説 「東芝機械」の解説

東芝機械

1938年創業で、工作機械産業用ロボットなどを手掛ける。本社は静岡県沼津市。2017年に、経営危機だった東芝が保有していた株式を買い取ってグループから独立した。20年4月に社名を芝浦機械に変更する予定。19年3月期連結決算は売上高が1174億円、純利益は40億円。グループの従業員数は3346人。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

百科事典マイペディア 「東芝機械」の意味・わかりやすい解説

東芝機械[株]【とうしばきかい】

東芝系列の大型工作機メーカー。1938年,芝浦製作所(現東芝)が芝浦工作機械を創業。1945年芝浦工機に改称。1949年財閥解体により工場ごとに分社し,芝浦機械製作所・芝浦工機を設立。1961年両社が合併し,現社名に改称。プラスチック射出成型機は国内2位。印刷機・NC装置にも積極展開。1988年ソ連向けのNC付立旋盤輸出がCOCOM禁止違反に問われ,3年間の対米輸出禁止制裁を受けた。現在では東芝グループ以外への販売率が高く,自動車,半導体,IT向けの射出成型機を中心に,半導体製造装置も育成。本社沼津,工場沼津,御殿場ほか。2011年資本金124億円,2011年3月期売上高956億円。売上構成(%)は,成形機52,工作機械25,油圧機器12,その他12。海外売上比率52%。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東芝機械」の意味・わかりやすい解説

東芝機械
とうしばきかい

大型工作機械メーカー。 1938年に工作機械製造事業法に基づき,芝浦製作所 (現東芝) より分離設立された芝浦工作機械を前身とする。 45年芝浦工機に改称,49年これを解散して沼津に芝浦機械製作所として設立。同年新発足した芝浦工機 (鶴見) と,61年に合併して現社名に変更。大型工作機械,プラスチック加工機械,油圧機,オフセット輪転機,食品関連機器,ダイカストマシンなど多角的に生産を行う。売上構成比は,工作機械 37%,プラスチック加工機 29%,産業機械 18%,油圧機器ほか 16%。年間売上高 1253億 5200万円 (連結。うち輸出 38%) ,資本金 124億 8400万円,従業員数 2646名 (1999) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の企業がわかる事典2014-2015 「東芝機械」の解説

東芝機械

正式社名「東芝機械株式会社」。英文社名「Toshiba Machine Co., Ltd.」。機械工業。昭和24年(1949)企業再建整備法に基づき「芝浦工機株式会社」から分離独立し「株式会社芝浦機械製作所」設立。同36年(1961)現在の社名に変更。本社は静岡県沼津市大岡。東芝系の産業機械製造会社。射出成形機・ダイカストマシン・押出成形機など成形機が主力。ほかに印刷機械・工作機械・半導体製造装置も製造。東京証券取引所第1部上場。証券コード6104。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android