梲が上がらない(読み)ウダツガアガラナイ

デジタル大辞泉 「梲が上がらない」の意味・読み・例文・類語

うだつがら◦ない

地位生活などがよくならない。ぱっとしない。
[補説]2を設けたのが物持ちの家だったからとも、「梲が上がる」が棟上げをする意の大工言葉から転じて志を得る意となったことからともいう。
[類語]不調変調不順低調不振乱調低迷なまるにぶる冴えない伸び悩む上がったりスランプ弱る弱まる鈍化弱化金槌かなづちの川流れ縁の下のたけのこ壁に塗られた田螺たにし拓落失路たくらくしつろ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「梲が上がらない」の意味・読み・例文・類語

うだつ【梲】 が 上(あ)がらない

  1. いつも上から押えつけられて、出世ができない。運が悪くてよい境遇に恵まれない。うだちが上がらない。
    1. [初出の実例]「苦界(くがい)に彷徨(さまよ)ふ憂き中に、宇立(ウダツ)の揚(アガ)る瀬(せ)はあるまじ」(出典人情本・珍説豹の巻(1827)後)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む