翻訳|slump
slump
(1)水底地すべり(subaqueous gliding)とほぼ同義語として,未固結または半固結の堆積物が水底の斜面を重力の作用で一団となってすべり落ちる作用全般のこととして広い意味で使われてきた。現在では堆積物の二次移動の一形式として,すべり面での滑動を主とし,一部に塑性流動を伴い,移動前の層理やラミナが変形あるいは破断しながらも,その多くが保存されたものに限定し,崩落(rock fall)はスランプに含めない。スランピング(slumping)とも。その結果生じた地層がスランプ堆積物(slump deposit)またはスランプ層(slump bed)。その内部構造がスランプ構造で,断層で区切られた平板状のスランプシート(slump sheet)や塊状のスランプブロック(slump block),塑性流動による各種のスランプ褶曲(slump fold),偽礫化したスランプボール(slump ball)などに区分。構造の非対称性などから移動方向を知ることもできる。
(2)
執筆者:垣見 俊弘・鈴木 博之
参照項目:回転すべり
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
… 典型的な地すべりは,地層中に重力によって生じた凹型のすべり面から上のブロックが,自重で下方へ押し出すようにずれ動き,斜面をすべり下り,緩斜地に達して止まる。地すべりの上部の動きはスランプとよばれる後方への回転をともなう滑動で,上端にはそれによってすべり面の一部が弧状の滑落崖となって現れる。上部では張力による割れ目が生じて,階段状の小ブロックに分かれる。…
…多量の水を含むものと,あまり水を含まず粉体流のように空気を巻き込み,きわめて高速でなだれ落ちるように流下するものがある。
[滑動]
斜面物質がすべり面から上をすべり動くもので,遅いものから早いものへスランプslump,岩屑すべりdebris slide,岩石すべりrock slideに大別され,地すべりと総称されることもある。崖端に生じる比較的小規模のものを崖崩れまたは土砂崩れ,山や丘陵の斜面に生じる比較的緩慢な滑動を地すべり,急速に崩れ落ちるようにして滑動する現象を山崩れということも多い。…
…まず固まらないコンクリート(フレッシュコンクリート)に要求されるものは,そのコンクリートの流動性が大きく,施工が容易であること,すなわち型枠や鉄筋のすみずみまで容易に行き渡る軟らかさをもつことと,材料の分離が起こらないことである。主として水量の多少によるコンクリートの軟らかさの程度を示すのはコンシステンシーconsistencyと呼ばれるもので,これは一般に,コーン状の容器に一定の方法でコンクリートを詰め,コーンを引き抜いたときにコンクリートの上部が下がった寸法(cmの単位で示しスランプと呼ぶ)を測定するスランプ試験により定量的に表される。打込みやすさの程度および材料の分離に抵抗する程度を示すものはワーカビリチーworkabilityと呼ばれ,これを判定する適当な試験法は開発されていないが,ワーカビリチーと密接な関係にあるコンシステンシーを測定して,その結果に基づいて判定することにしている。…
※「スランプ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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