デジタル大辞泉 「鈍る」の意味・読み・例文・類語 なま・る【▽鈍る】 [動ラ五(四)]1 刃物の切れ味が悪くなる。「包丁が―・る」2 鋭さが失われる。勢いが弱まる。にぶる。「からだが―・る」3 技量・働きの冴さえがなくなる。にぶる。「腕が―・る」[類語]不調・変調・不順・低調・不振・乱調・低迷・にぶる・冴えない・伸び悩む・上がったり・スランプ・梲うだつが上がらない・弱る・弱まる・鈍化・弱化 にぶ・る【鈍る】 [動ラ五(四)]1 鈍くなる。「刃が―・る」「勘が―・る」2 力・勢いなどが弱まる。衰える。「動きが―・る」「腕が―・る」[類語]弱る・弱まる・不調・変調・不順・低調・不振・乱調・低迷・なまる・冴えない・伸び悩む・上がったり・スランプ・梲うだつが上がらない・鈍化・弱化 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「鈍る」の意味・読み・例文・類語 なま・る【鈍】 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙① 鍛え方が不十分なために、なまくらになる。刃物の切れあじが悪くなる。[初出の実例]「頓、銕のなまりたを云ぞ」(出典:史記抄(1477)一二)「先頃四頭の馬を殺せしに刃や鈍(ナマ)りたらむ」(出典:二人むく助(1891)〈尾崎紅葉〉六)② わざの冴えがにぶる。技量が落ちる。[初出の実例]「浪人なせど安森が家来の手練(てなみ)神影流、鈍(なま)らぬ腕の太刀先を、ならば手柄に受けて見よ」(出典:歌舞伎・三人吉三廓初買(1860)序幕)③ 力がにぶる。勢いが弱まる。[初出の実例]「腕もなまり五体もしびれ」(出典:浄瑠璃・本朝二十四孝(1766)四)④ 決心がにぶる。貫徹しようとする意志が弱まる。[初出の実例]「拙者が心はなまらねど左言ふ貴殿の御胸中まことに以て心許なし」(出典:歌舞伎・早苗鳥伊達聞書(実録先代萩)(1876)二幕) にぶ・る【鈍】 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙① にぶくなる。するどさがなくなる。[初出の実例]「鋭(といさき)鈍(ニフリ)力竭(つ)きて抜くこと能はず」(出典:日本書紀(720)天智即位前(北野本訓))② 力や勢いが弱くなる。衰える。[初出の実例]「少し疲れて筆が鈍(ニブッ)て来ると」(出典:福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉緒方の塾風)③ ぼんやりする。どんよりとする。また、空が曇る。[初出の実例]「ただ、そんな時の内儀さんは妙に気力のぬけた鈍った表情をしてゐて」(出典:神楽坂(1935)〈矢田津世子〉三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by