日本歴史地名大系 「森野旧薬園」の解説
森野旧薬園
もりのきゆうやくえん
薬園(森野家邸内)は
幕府は採薬見習の功を賞し、官園に栽培していた薬草木の種苗を下付したので、自宅の後ろの小山に植付け、カタクリ・人参をはじめ、甘草・天台烏薬・山帰来・黄柏などの珍木奇草を集め、享保二〇年カタクリ粉の専売権を得ている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
薬園(森野家邸内)は
幕府は採薬見習の功を賞し、官園に栽培していた薬草木の種苗を下付したので、自宅の後ろの小山に植付け、カタクリ・人参をはじめ、甘草・天台烏薬・山帰来・黄柏などの珍木奇草を集め、享保二〇年カタクリ粉の専売権を得ている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
…《万葉集》に歌われた安騎野の地で,柿本人麻呂の〈東の野に陽炎の立つみえてかへりみすれば月傾きぬ〉は,軽皇子がこの地に狩をした際の歌である。松山城の西門の遺構である松山西口関門と江戸時代の薬草栽培地森野旧薬園は,国の史跡に指定されている。【松原 宏】。…
※「森野旧薬園」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」