デジタル大辞泉 「標準電波」の意味・読み・例文・類語 ひょうじゅん‐でんぱ〔ヘウジユン‐〕【標準電波】 時刻や周波数の基準となる電波。日本では情報通信研究機構が管理・運用し、福島県のおおたかどや山標準電波送信所と佐賀・福岡県境のはがね山標準電波送信所から送信されている。コールサインはJJY。1秒を1ビットとして、1周期60秒の繰り返しで送出され、分・時・1月1日からの通算日・西暦の下2桁・曜日・うるう秒などの情報が時刻コードとして含まれている。放送局や電話の時報サービス、電波時計などに利用される。→標準時 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「標準電波」の意味・読み・例文・類語 ひょうじゅん‐でんぱヘウジュン‥【標準電波】 〘 名詞 〙 周波数の標準として発射される電波。誤差は ±1×10-10 以内。日本では独立行政法人情報通信研究機構がJJYのコールサインで常時発射し、ふつう、これに標準時報信号と電波警報符号をのせる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「標準電波」の意味・わかりやすい解説 標準電波ひょうじゅんでんぱstandard radio wave 周波数および時刻の標準として発射されている電波。セシウム原子時計を用いた周波数標準により校正された水晶発振器をもとにしており,標準の音声,周波数および秒信号で変調されている。日本では,情報通信研究機構 (東京都小金井市) の管理のもとに,JJYの呼び出し符号で 40kHzと 60kHzの長波標準電波が常時発射されている。周波数,時刻の標準に用いる以外に,電波伝搬や電離層の研究などにも役立つ。長波および超長波帯の電波は,減衰が少ないこと,電離層によるドップラー効果の影響を受けないことの利点がある。日本ほか世界の数地点から放射されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「標準電波」の意味・わかりやすい解説 標準電波【ひょうじゅんでんぱ】 無線報時に用いられる正確な特定周波数をもつ電波。国際的に決められた周波数7波のうち,日本では2.5,5,8,10,15MHzの5波を呼出符号JJYで茨城県の名崎無線送信所から発信。いずれも電波研究所の原子周波数標準によって決定された標準周波数で,周波数確度は1000億分の1(1×10(-/)11)となっている。→関連項目報時 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by