デジタル大辞泉 「此れ丈」の意味・読み・例文・類語 これ‐だけ【×此れ丈/▽是丈】 (副詞的にも用いる)1 特定の、この物事。このことだけ。このものだけ。「―は忘れるな」「二冊のうち―読んだ」2 この程度・分量・範囲。これくらい。これほど。「―の費用がかかる」「することが―ある」3 程度や分量を強調する意を表す。これほど。こんなに。「―言っても聞かない」「―できたら言うことはない」[類語]かばかり・このくらい・これくらい・こればかり・これっぽっち・これきり・これっきり・これしき・それくらい・それしき 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「此れ丈」の意味・読み・例文・類語 これ‐だけ【此丈・是丈】 〘 名詞 〙 ( 代名詞「これ」に助詞「だけ」が付いてできた語。副詞的にも用いる )① この程度。これぐらい。これほど。強調の気持を示すこともある。[初出の実例]「是でもはやつまらぬものとは存ますが、是がヤハリ天道さまのお授け、これだけの持前でござります」(出典:滑稽本・素人狂言紋切形(1814)下)② このものやこの質、量に限定する意を示す。これきり。[初出の実例]「これだけ夫だけなどいふ。これぎり夫ぎりなり」(出典:浪花聞書(1819頃))此れ丈の補助注記同じ限定でも、「これだけ」は採り上げた物事を重視し、「これきり」は採り上げた物事が終極で、それ以外は捨てる意がある。したがって、「これだけ残った」とは言えるが「これきり残った」とは言えない。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by