デジタル大辞泉 「夕影」の意味・読み・例文・類語 ゆう‐かげ〔ゆふ‐〕【夕影】 1 夕方の日の光。夕日。「夕影に映える山並み」2 夕日に照らされたものの形や姿。「一日ひとひの源氏の御―、ゆゆしうおぼされて」〈源・紅葉賀〉[類語]入り日・夕日・西日・落日・落陽・斜陽・残光・夕映え・夕日影・残照・残映・夕焼け・朝日 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「夕影」の意味・読み・例文・類語 ゆう‐かげゆふ‥【夕影】 〘 名詞 〙① 夕方の日。夕暮れ時のほのかな日の光。夕日。夕陽(せきよう)。また、夕方。夕暮れ時。⇔朝影。[初出の実例]「吾が屋戸の秋の萩咲く夕影(ゆふかげ)に今も見てしか妹が姿を」(出典:万葉集(8C後)八・一六二二)「夕影や色落すしその露おもみ」(出典:俳諧・常盤屋の句合(1680)一〇番)② 夕日に照らされた物の姿。夕日を受けた中に見えるもの。[初出の実例]「若く盛りなる大将たち、左右の近衛づかさ、むまづかさをひきて、遊びて、殿へ入り給ふ。ゆふかげせちなること限りなし」(出典:宇津保物語(970‐999頃)祭の使) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例