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母子生活支援施設 ぼしせいかつしえんしせつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

母子生活支援施設
ぼしせいかつしえんしせつ

配偶者のいない女性とその子供や,ドメスティック・バイオレンス(DV。→配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律〈DV防止法〉)を受けている女性とその子供などの保護や自立支援などを行なう福祉施設。児童福祉法に基づく施設であり,設置・運営主体は地方公共団体社会福祉法人など。入所は福祉事務所を通じて行なわれる。母子室,集会室,学習室,相談室などの施設があり,母子支援員,嘱託医,少年指導員などの職員が置かれる。独立した居室での生活を提供するとともに,就労や家庭生活,児童の養育に関する相談を受け,自立を支援し,退所者への援助も行なう。1938年母子保護法に基づき母子寮として創設され,1946年の母子保護法廃止,翌 1947年の児童福祉法制定に伴い同法の制度となった。1997年児童福祉法の改正により現名称に改称。第2次世界大戦後は,おもに夫の戦災死などによる母子世帯を支援する役割を担った。近年の DVを理由とする入所者数の増加に伴い,2004年 DV防止法が改正され,DVからの一時保護,DVの被害者の生活の基盤づくりと自立支援が,母子生活支援施設の機能に位置づけられた。2014年現在,全国の施設数は 243,在所者数は 9233。(→婦人相談所

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

母子生活支援施設

全国に247施設(14年)あり、入所は3542世帯。保育士、少年指導員、臨床心理士などが就労、生活、子育ての支援をする。限られた予算の中でなるべく多くの母子を受け入れるため、約6割の入所者が2年未満で退所する。14年度の全国母子生活支援施設協議会の調査では、入所する母の半数がDVの被害者。障害のある母親の入所は04年度は2割未満だったが、14年度は3割。子どもの約3割が心理的治療を受けている。

(2016-04-13 朝日新聞 夕刊 2社会)

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デジタル大辞泉の解説

ぼしせいかつしえん‐しせつ〔ボシセイクワツシヱン‐〕【母子生活支援施設】

児童福祉法による児童福祉施設の一。配偶者のない女子またはこれに準ずる事情にある女子とその児童を入所させて保護するとともに、これらの者の自立の促進のために、その生活を支援することを目的とする施設。

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大辞林 第三版の解説

ぼしせいかつしえんしせつ【母子生活支援施設】

配偶者のいない女性またはそれに準じる女性とその子供を入所させ、自立促進のための生活支援を行う児童福祉施設。1997年(平成9)児童福祉法の改正により、母子寮を改称。

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