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毒物及び劇物取締法 どくぶつおよびげきぶつとりしまりほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

毒物及び劇物取締法
どくぶつおよびげきぶつとりしまりほう

昭和 25年法律 303号。医薬品および医薬部外品以外の毒物および劇物について,保健衛生上の見地から必要な取締りを行うことを目的とする法律。物とは,黄リン,水銀,ヒ素など 27種の薬品およびこれらを含有する製剤その他の毒性を有する物であって政令で定めるもので,劇物とは,硝酸,硫酸など 93種の品とそれを含む物で政令で定めるものをいう。それらの製造輸入販売の営業を登録制とし,厳重な厚生大臣の監督に服させ,特定毒物研究者を許可制にし,その取扱いを規制している。

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デジタル大辞泉の解説

どくぶつおよびげきぶつとりしまり‐ほう〔‐ハフ〕【毒物及び劇物取締法】

毒物劇物について、保健衛生上の見地から必要な取り締まりを行うことを目的として定められた法律。登録・許可を受けた者以外の製造・輸入・販売を禁止するなどの規制を定めた法律。昭和25年(1950)成立毒劇法

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百科事典マイペディアの解説

毒物及び劇物取締法【どくぶつおよびげきぶつとりしまりほう】

医薬品・医薬部外品を除く毒物および劇物に関して保健衛生上の見地から取り締まる法規(1950年)。毒物・劇物を法定し,その製造・輸入・販売の営業を登録制とし,取扱責任者,取扱,表示,譲渡等につき規定。
→関連項目カドミウムイエロー

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世界大百科事典 第2版の解説

どくぶつおよびげきぶつとりしまりほう【毒物及び劇物取締法】

毒物および劇物について,保健衛生上の見地から必要な取締りを行うことを目的とする法律。1950年公布。 〈毒物〉〈劇物〉とは,それぞれこの法律の別表第1・第2に掲げられた物で医薬品および医薬部外品以外のものをいい(2条。毒物は黄リン,ヒ素など,劇物はクロロホルムアンモニアなどがあげられている),その販売・授与および販売・授与の目的をもった製造,輸入,貯蔵,運搬,陳列等の行為は,厚生大臣または都道府県知事の登録を受けた製造,輸入,販売の毒物劇物営業者に限って許されている(3,4条)。

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大辞林 第三版の解説

どくぶつおよびげきぶつとりしまりほう【毒物及び劇物取締法】

医薬品・医薬部外品を除く毒物・劇物について、保健衛生上の見地から必要な取り締まりを行うことを目的とした法律。1950年(昭和25)制定。毒劇物取締法。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

毒物及び劇物取締法
どくぶつおよびげきぶつとりしまりほう

保健衛生上の見地から毒物および劇物について必要な取締りをする法律。昭和25年法律第303号。毒物および劇物の製造、輸入、販売の営業を登録制とし、薬剤師など一定の資格を必要とする取扱い責任者を置くほか、取扱い、譲渡などについて厳重な規制が設けられている。なお、1955年(昭和30)に追加、83年の一部改正によって、興奮、幻覚または麻酔の作用を有する毒物または劇物(これらを含有するものも含む)であって政令で定めるものは、みだりに摂取、吸入し、またはこれらの目的で所持することが禁止、処罰されることになり、また1972年の追加条項によって、引火性、発火性、爆発性のある毒物または劇物であって政令で定めるものも、業務その他正当な理由による場合を除いて所持することが、同様に禁止、処罰されることになっている。
 この法律でいう毒物および劇物というのは、医薬品(毒薬および劇薬)以外の毒性の強いものをさし、毒物はこの法律の別表第1、劇物は同じく別表第2、また特定毒物は同じく別表第三に掲げたものをいう。そのおもなものを示すと、毒物には黄リン、クラーレ、シアン化水素、シアン化ナトリウム、水銀、ヒ素、フッ化水素、ニコチン、パラチオンなど、劇物にはアクリルニトリル、アニリン、アンモニア、塩化水素、過酸化水素、カリウム、クレゾール、クロロホルム、四塩化炭素、シュウ酸、臭素、硝酸、水酸化ナトリウム、ナトリウム、ニトロベンゼン、二硫化炭素、発煙硫酸、ホルムアルデヒド、メタノール、ヨウ素、硫酸、リンデン、PCPなど、特定毒物には四アルキル鉛、モノフルオール酢酸などが含まれている。[幸保文治]

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世界大百科事典内の毒物及び劇物取締法の言及

【青酸中毒】より

…シアン化合物はめっき,冶金,種々の化学物質の製造などに用いられており,産業中毒として発生するが,近年,工場排水による水汚染,自動車の排ガスによる大気汚染,新建材などの燃焼によるシアンガスの発生などが問題となっている。また,自殺・他殺などに用いられることもあり,毒物及び劇物取締法(1950制定)により,シアン化合物の輸入,製造,販売,管理などについては,厳しく規制されている。【溝口 勲】。…

※「毒物及び劇物取締法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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