毛氈苔(読み)モウセンゴケ

デジタル大辞泉 「毛氈苔」の意味・読み・例文・類語

もうせん‐ごけ【毛××苔】

モウセンゴケ科多年草。食虫植物。山地湿地に生える。葉は杓子しゃくし形で長い柄があり、数枚が根際から出る。葉の表面に密生する紅紫色腺毛せんもうから粘液を出し、虫を捕らえる。夏、約20センチの花茎を伸ばして白い5弁花を穂状につける。

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精選版 日本国語大辞典 「毛氈苔」の意味・読み・例文・類語

もうせん‐ごけ【毛氈苔】

  1. 〘 名詞 〙 モウセンゴケ科の多年草。各地山野の湿地に生える食虫植物。高さ二〇センチメートルぐらいになる。全体に赤みを帯びる。葉は柄をもちロゼット状につく。葉身は杓子状で厚く、葉面に触毛を密生し粘液を分泌、小昆虫を捕えて栄養分にする。夏、葉間から葉のない花茎を出し、上部に小さな白色の五弁花が一列に数個つく。果実は長楕円形で三裂する。もうせんぐさ。
    1. [初出の実例]「ここはぐちゃぐちゃした青い湿地で もうせんごけも生えてゐる」(出典:春と修羅(1924)〈宮沢賢治〉小岩井農場)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「毛氈苔」の解説

毛氈苔 (モウセンゴケ)

学名Drosera rotundifolia
植物。モウセンゴケ科の多年草食虫植物,高山植物,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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