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水源涵養林(読み)スイゲンカンヨウリン

百科事典マイペディアの解説

水源涵養林【すいげんかんようりん】

水源を保ち育て,河川流量を調節するための森林。雨水を一時に流出させず,常に一定量をたくわえるので水資源の確保や水害防止に役立ち,保安林に指定されている。面積は,現在600万ha以上あり,保安林の中では最も面積が広い。この森林は人工林でも天然林でもよく,樹種もまちまちである。

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世界大百科事典 第2版の解説

すいげんかんようりん【水源涵養林】

山地に水を蓄え,河川の流量を調節して渇水しないようにする目的で設けられた森林。古くから水田耕作を主とする日本では,農業用水の確保のため,いたるところで水源涵養林がみられた。その名称も多く,田山(たやま),水林(みずばやし),水の根林(ねばやし)などが代表例である。一般に林政に意を用いた藩では,水源林の管理は厳しく,〈水の目御山の儀は御用材たりとも一切きり出し申さず堅く御差しとめ成り置き候 御山法の事〉(弘前藩)として禁伐している。

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大辞林 第三版の解説

すいげんかんようりん【水源涵養林】

水源の確保、洪水の防止、河川の保護などのための保安林。

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世界大百科事典内の水源涵養林の言及

【森林】より

…具体的には主産物の乱伐,過伐,副産物の乱収,暴採により,地力が破壊,減退,消耗することのない技術のことで,それが(1)の内容である。(2)の森林保全とは,国土の荒廃を防止し,環境を保全する目的の森林を保持することで,水源地帯の森林を適正に管理して水の貯留に役だて(〈水源涵養林〉の項目を参照),土砂が流出,崩壊しやすい場所では森林を育ててそれを防ぎ,風が強く,飛砂の災害の多い場所では森林によってそれを防ぐ(〈防風林〉の項目を参照)。このような目的で森林を取り扱う営為が(2)の内容である。…

※「水源涵養林」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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